佐藤琢磨応援団 沖永良部支部(blog版)
佐藤琢磨選手(インディカー・シリーズ参戦中)を南国沖永良部を拠点に大応援しています!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Hayato's Report】特別篇part2『SAF1撤退はF1改革の機会を失った』

20080526001057
画像(C)TRT Communication


スーパーアグリの撤退は、F1の改革意識を著しく削ぐ結果となった。これからのF1に何が必要なのか、天見ハヤトが鋭く斬る。

(文:天見ハヤト)

現代F1に於いて『最もエキサイティングなチャレンジャー』と言われたスーパーアグリの撤退報道から既に5日(執筆時点)が経過した。

巷では、『ニック・フライ陰謀説』が実しやかに囁かれているが、この件については、先のレポートにも軽く触れているし、多くの論客により記事が出ているので、本稿では敢えて割愛する。

それよりも筆者が強く言いたいのは、スーパーアグリの撤退により、『F1そのものが改革の機を失った』という紛れも無い事実なのである。

現代F1には恐ろしく金が掛かるのは既に前稿で論じた所であるが、ただお金に固執していては、真のレーシングスピリットは芽生えて来ない。

レーシングスピリットを具現化出来ていた初期のF1、その中にあって、最もエキサイティングなチャレンジャーが存在していた事は、F1に造旨のあるファンならば知っているハズだ。その人物こそ、他ならぬ本田宗一郎氏その人なのである。

彼が、イギリスの『マン島TTレース』を皮切りに多くのレースイベントに積極的だったのは周知の事実であるが、そのチャレンジに於ける究極的な到達点として選んだのが、言うまでも無くF1だった。

当時でさえ、レース参戦には多額の費用を要した。こと、HONDAは日本からマシンを持ち込もうとしていたのだから、輸送コストも相俟って、さらに費用が掛かっていたハズだ。

しかし、本田氏のレースに懸ける熱い魂は、他のどのチームにも負けてはいなかった。むしろ、既存のチームが『東洋からのチャレンジャー』である本田氏の情熱に刺激され、F1全体のモチベーションは、高くなっていく一方だったのかも知れない。それ程に、本田宗一郎がF1にもたらした影響は大なるモノであったと言えよう。本田氏が本物のレース屋だったからこそ、あのアイルトン?セナは本田氏を父親の如く慕い、本田氏もまた、同じスピリットを持ったセナを息子の様に扱ったのだと筆者は思う。

しかし、勇猛果敢なチャレンジャーであった本田氏が長年培って来たレーシングスピリットは、ある日を境にねじ曲がった方向へベクトルが変わってしまう。商業主義だ。

勿論、レースに参戦するからには上位を狙うのは必定といえる。しかし、市場主義経済に於いては、ただ『速い』だけでは客が付いて来ない。つまるところ、相応の『儲け』が無ければならない。こと、現代F1では、マニファクチャーと自動車メーカーとの結び付きが強い事も手伝って、その傾向は日に日に強くなっている節も見受けられる。

確かに、儲けが無ければレースを続ける事は不可能である。しかし、それだけではファンの心を掴む事は決して不可能だ。HONDAのサテライトチームという位置付けにあったSAF1だが、『儲けだけがF1では無い』という事を、身を以て証明したチームであると言える。事実、彼らは勇猛果敢に戦い続けた結果、累計で4ポイントを獲得しているのだ。つまり、『F1マシンの性能の違いが、戦力の決定的差では無い』のだ。そして、こうしたスピリットを、(特に日本の)企業は買ってしかるべきだったのだ。

国内にこうした土壌が無いのは、正直大問題だ。現状、日本に於けるモータースポーツ全体の認知度は低い。しかし、そこに目を付けて成功を収める事が出来れば、そこから世界を見据えたマーケティング戦略を取る事は十分可能である。

しかし、F1を始めとするモータースポーツへのスポンサードは、野球やサッカーに比べハイリスクだ。という先入観からか、手を付けようとしていない企業が多いのも、また紛れも無い事実なのである。だが、F1改革はこうしたリスクにとらわれない勇気こそがもっとも必要とされる要件なのだと、筆者は強く言いたい。目先のリスクにとらわれていては、改革の芽など出るハズも無いのだ。

従って、本稿に於いて筆者が導き出した結論は、某人気マンガの名言では無いが、モータースポーツの改革は『諦めたらそこでチェッカーフラッグ』なのだと言う事である。スーパーアグリの存在は、まさに改革の旗手であり、撤退がもたらした『保守的なF1の維持』は、更に多くのファンを落胆させる結果となった事を付け加えて、本稿を締める事にしよう。
スポンサーサイト

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

【Hayato's Report】特別篇『スーパーアグリの撤退に思う』

20080510072832
画像(C)TRT Communication


救済への糸口を掴みかけながら、志半ばで無念の撤退を余儀無くされた、SAF1ことスーパーアグリF1チーム。天見ハヤトがスーパーアグリへの想いを綴る。

(文:天見ハヤト)

2008年5月6日午後4時、『スーパーアグリ、F1から完全撤退』の第一報を受けた直後、筆者は溢れる想いを抑える事が出来無かった。

元々F1は好きだったのだが、筆者がF1を本格的に観戦するきっかけを与えてくれたのは、他ならぬSAF1だった。

2005年シーズンの終り頃、有名な『バトンゲート』事件により佐藤琢磨がBARでの居場所を失ったその時、日本国内では大々的なHONDAバッシングが沸き起こった。『日本人でF1優勝が最も近いドライバーを容易く斬って捨てるとは何事か!?』と。

そんな非難を少しでも緩和するべく、HONDAは『ウルトラC』とも言うべき驚天動地のプランをぶち上げた。それこそがSAF1の起こりである。

しかし、単に『参戦したいから許可を下さい』では罷り通らないのがF1である。参戦するに当たっては、べらぼうに高い供託金(保証金)を用意しなければならないのだ。鈴木亜久里は金策に走ったが、結局最初のエントリーリストには名前が上がらなかった。

追加承認を求め、今度は既存の10チームから承諾を貰わなければならなかった。渋るチームを懸命に説き伏せ、漸く全てのチームから承諾を得る事に成功、参戦の追加承認を得られたのは、2006年1月下旬の事だった。

マシンも、3年落ちのアロウズA23を突貫工事でSA05に仕立て上げ、どうにか開幕のバーレーンに間に合わせたが、待ち受けていたのは苦難に次ぐ苦難であった。

初代2ndの井出有治が、サンマリノでの危険行為を理由としてスーパーライセンスを剥奪されると言う事態にも遭遇した。それでも、光明は見えていた。ドイツから投入されたSA06は、シーズン最終戦のブラジルで、10位完走を成し遂げたのだ。

さて、明けて2007年シーズンは、二つの大きな問題でチームは苦しんだ。この他に『ギド問題』などもあったが、それはこの際割愛する。

一つは、所謂『カスタマーカー問題』だ。F1界の憲法である『コンコルド協定』や、附随するF1のレギュレーションでは、コンストラクターを『自前でシャーシを製造する事』と定義している。

しかし、SAF1が使用する予定のSA07は、HONDAが使用していたRA106ではないかという嫌疑が掛けられたのだ。

チームはその事で大いに悩まされた。

結局、SA07は『暫定車』として冬季テストに臨み、正式に発表されたのは、開幕戦メルボルンのパドックだった。

が、この年のSAF1はその逆境を撥ね除けるが如き大成果を挙げる事になる。メルボルンでQ2はおろかQ3にも進出してチーム最高の10番グリッドを獲得したのを契機とし、スペインではチーム初の1ポイントを獲得。カナダではワールドチャンピオン、フェルナンド?アロンソ(当時マクラーレン)と白熱のバトルを展開、遂にはそのアロンソをオーバーテイクして3ポイントを獲得したのだ。

だが、その快進撃も長くは続かなかった。二つ目にして最大の問題が、彼らに襲いかかった為だ。

それこそが、『SSユナイテッドによる契約不履行』という問題だ。

F1チームを運営していくには、恐ろしく多額の費用が必要だ。開発費、人件費、その他諸々の諸経費等???挙げ出したらキリが無い。そして、その莫大な費用を賄う為には、言うまでもなく潤沢な資金が必要となる。

2007年シーズンに於いて、SAF1はある会社とのパートナーシップ契約を結んだ。それが『SSユナイテッド』だ。中国に拠点を置く石油関係の会社である(とされているが、実態は不明のままだ)同社とのパートナーシップ契約は、資金を必要としているチームにとって、まさに救世主となる筈であった。ところが、その期待は、実に最悪の形で裏切られる事になったのだ。それこそが、件の契約不履行によるスポンサー料未払い事件だ。

チームに資金が回ってこなければ、当然リソースの開発は滞り、結果マシンのパフォーマンスは極端に低下する。それは、如何なるチームにあっても同様の事が言えるが、SAF1の様に規模の小さなプライベーターチームともなれば、それは瞬く間にチームの存亡に関わる死活問題となる。

鈴木亜久里は、またもや金策に走らなければならなかった。結局、その事が大きく響き、カナダ以降の成績は不振に終わった。

2008年に入っても、SAF1は未だパートナーを見つけられずにいた。そんな中、突如として持ち上がったのが、『マグマ』とのパートナー交渉だ。結局、それは破談に終わったのだが、今となれば、マグマは『SAF1終焉の使者』だったのかもしれない。

―それは何故か?

既報の通り、マグマからのオファーをSAF1に持ち掛けたのが、他ならぬニック・フライその人だったからだ。そして、バトンゲート事件に関与したのもまた、ニックだった。策士は既に策士に非ず、ただの暴走機関車に成り下がっていた。いや、元からなのかもしれないが。

この為、亜久里は急遽、それ以前から交渉していた『ヴァイグル』との交渉を再開させたのだが、時既に遅し。ニックの策謀に、まんまと乗せられたのだ。チームの為に最善を尽くして戦って来た、鈴木亜久里の挑戦が終わった瞬間でもあった。

筆者は、F1を愛する魂を持った日本人、鈴木亜久里が生んだこのチームを応援出来たこの上ない喜びを、一生涯忘れる事は無いだろう。ヨーロッパ中心に物事が動くF1界にあって、それすらも引掻き回すパワーを、このチームは持っていたからである。実際、SAF1設立を契機としてF1を観始めたファンも沢山いるだろう。そうした『日本に再度F1を普及させる』という意味で、SAF1が果たした役割、功績は非常に大なるものである。

それだけに、撤退は残念でならないが、せめてこれだけは言わせて欲しい。

例えSAF1が無くなろうとも、我々は誇り高きSAF1の一員であり、仲間なのだと。

某赤のサッカーチームでは無いが、堂々と、胸を張って言ってやろうではないか。

『We are SAF1!』と。

例えSAF1が無くなろうとも・・・

撤退は残念でなりませんが、これだけは言わせて下さい!

例えSAF1が無くなろうとも、我々は誇り高きSAF1の一員であり、仲間なのだと。

某サッカーチームじゃあ無いけど、胸を張って言ってやりましょう!

『We are SAF1!』

今こそ、『We are SAF1!』

某サッカーチームではありませんが、我々ファンが立ち上がり、その想いをぶつけなければなりません!

さあ、皆さん!声高らかに叫びましょう!

『We are SAF1!』

【超速報】SA07、遂に発表!

20070314170539
SUPER AGURI F1 TEAMは14日、オーストラリアのアルバートパーク?サーキットにて新車の発表を行い、今シーズンを戦うニューマシン「SA07」を遂に披露した。

SA07は、2006年の同チーム参戦以来、初めて一から作り上げられたマシンであり、エンジン及びギアを供給するホンダ、とりわけ栃木研究所との共同開発によって完成している。

昨年仕様のSA05やSA06と比べて戦闘力が大幅に上がっており、ポイント獲得も期待できるマシンとなった。

残る課題はスパイカーやウィリアムズが指摘する『カスタマーカー』かどうかと言うことだが、この件に関しては、ヨーロッパラウンド待ちということになりそうだ。

(文:天見ハヤト)

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

ブランドル氏、SA06をべた褒め!

1月中旬、亜久里代表と共にマーティン・ブランドル氏がシルバーストンでSA06をドライブしていた事をご記憶されている方もいらっしゃるかと思います。

そのブランドル氏のレポートがおなじみF1通信さんに載っていました。

マーティン・ブランドル、スーパーアグリでのテスト・ドライブを語る―F1通信さん

細かい所までレポートされていますが、今年のブリヂストンタイヤにも言及しており、非常に興味深いレポートになっている様です。

一読されてみては如何でしょうか?(^ω^)(^ω^)

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

亜久里代表『デカいスポンサー』が取れた?

執筆時点ではトーチュウさんでしか確認されていない記事(注:その後各所に広まっているようです)ですが、昨日都内で行われたモータースポーツに関するシンポジウムに出席した亜久里代表が、『大きなスポンサー』と契約したことを明かしたそうな。

具体的なスポンサー名は出ませんでしたが、恐らく12日東京での会見、または14日メルボルンでの発表時に具体名が明かされるものと見られます。

間もなく開幕する2007年シーズンに向けて、マシン共々盤石の体制作りが進んでいるみたいですね(^^)

SA07、メルボルンで発表へ。

SUPER AGURI F1 TEAMが発表した所によると、'07シーズンの新車SA07について、当初予定されていた3月12日の東京ではなく、3月14日にメルボルンで発表されることになったという。

同チームは、本件について『発表日を変更することになり誠に申し訳ありません。2007年マシンの準備のために不休で作業しておりますが、残念ながら当初予定していたように3月12日東京で発表することができなくなりました』とした声明を発表している。

なお、佐藤琢磨、A・デビッドソンの両ドライバーは、3月12日に東京で行われるホンダの会見に出席する予定だ。

参考記事:F1通信さん

(文:天見ハヤト)

TRT2007ロゴ
私達は、2007年も佐藤琢磨選手を全力で!応援しています。

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

SA07、メルボルンまで先送りか?

どうにも遅れているそうです(泣)

ソースはお馴染みF1通信さんとトーチュウさんです。

それによると、どうも手を加えたモノコック(プレストン氏曰く『RAマシンではないSA07』)のクラッシュテストがまだ終わっておらず、バーレーンテストでの投入が難しいのだとか。

更には、メインスポンサーも決まらぬ状態であるため、最悪の場合3月12日(SA07が東京で御披露目されると言われている日)は亜久里代表と琢磨選手、デビッドソン選手の参加のみになるそうな。

これは、件のカスタマーシャシー問題に対応するための措置と認識してはいますが、いずれにせよメルボルンのグリッドには並ぶと皆様言っているみたいですから、期待して待つことに致しましょうか。

TRT2007ロゴ
私達は、2007も佐藤琢磨選手を全力で!応援します。

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

【HAYATO's Report】ギド・ファン・デル・ガルデのスパイカー移籍による、SAF1への影響を考える

先日、スパイカーが発表した4名のテストドライバーの中に、スーパーアグリのリザーブドライバーであったハズのギド・ファン・デル・ガルデの名前があった。果たしてこれはどの様な意味を持つのか、そして、本件がもたらす他の事象への影響は?天見ハヤトがリポートする。

(文:天見ハヤト)

今回のスパイカーの発表を見て驚かないSAF1ファンはいないと思うが、今回の件は、単に『驚き』だけでは片付かない問題となっているのは間違いない。

スパイカーにすれば、自国のチームで自国籍のドライバーを走らせたいのは当たり前だ・・・という心理だろう。スパイカーがオランダのナショナルチームを標榜しているだけに、それは理解できる。
ならば、彼らは何故最初からギドとの契約をせずに、半ば『引き抜き』という形で契約したのだろうか?スパイカーの新車発表会でも内容不足な説明は成されたが、より明確な説明が成されない限り、本件を万人が納得することは決して不可能だ。
本件を語る上で欠かせない前例となるのが、通称『バトンゲート』と呼ばれるジェンソン・バトンの契約問題だ。この事件では結局、もともとバトンの契約を保有していたウィリアムズに多額の違約金が支払われたが、今回もそうした解決がなされるのは確実だ。こと、スーパーアグリは何が何でもスポンサーを必要としていただけに、持ち込み金が約6億円とも言われるギドに対して、相当以上の違約金を請求するのはまず間違いないだろう(事実、SAF1は法廷にこの問題を持ち込もうとしている)。

他方で、懸案となる『SA07の承認』についても、何らかの譲歩を求めてくるのではないだろうか?と思われる。
ただ、焦点となっている知的所有権に関して、SAF1側には『ウルトラC』ともいえる秘策があるらしく、それらの秘策がどの程度の威力を発揮するかによって、その対応が決まって来るのではないだろうか。

ギドに代わるドライバーの確保も課題の一つだ。セカンド・テストドライバーとして契約している山本左近は、GP2への参戦が既に決まっているため、今後数戦は金曜に走れるサードドライバーが不在の状況に陥る。昨季以上にステップアップを図りたいSAF1にとって、これは大きな痛手だ。

そこで、その状況を補填出来るドライバーの存在が欠かせなくなる。筆者が予想するラインナップとしては、昨季途中に志半ばで無念のSライセンス剥奪処分を受けた井出有治や、昨季にGP2で活躍した吉本大樹など、より信頼のおける日本人ドライバーを軸にするのでは無いかと思っている。

本件は、ただ単なる契約騒動には止まらない。今季を占う上ではいろいろな意味で重大な局面の一つなのだ。

テーマ:スーパーアグリ&琢磨 - ジャンル:車・バイク

プロフィール

マーク=グラン

Author:マーク=グラン
SAF1&佐藤琢磨を、南国沖永良部より熱烈応援しています。

以下の同盟に加盟中!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。